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「映画の力」EPISODE    映画は人の運命を変える「体感装置」


 生まれて初めて観た実写映画は、フェリーニの『道』だった。5歳の時、映画マニアの母親に連れられて映画館で観たのだが、「作り物」だと理解出来ず、その後ずっと「あの3人は本当に死んだのか?」と悩み続け、頭から映像が離れなくなった。当時そんな言葉は無かったが、明かにPTSDであった。


 次の衝撃は、学生時代に観た『狂い咲きサンダーロード』だった。同じ学生が作ったという事もショックで、迷う事なく石井聰亙(現・岳龍)監督が主宰するダイナマイトプロに参加した。『シャッフル』『爆裂都市BURST CITY』のスタッフとして働いた後に、思うところあって映画から離れ、テレビ局に就職した。


 35年間テレビ番組を作り続け、定年退職の後、昨年映画の世界に戻った。映画デビュー作『東京アディオス』を創るに当たり、映画とテレビの違いを徹底的に考え抜いた。


 一言でその違いを言うと、テレビは「情報伝達装置」であり、映画は「体感装置」である。


 テレビからは多くの事を学んだが、前述した映画2本のような衝撃に出会う事は無かった。それは、テレビと映画の本来的機能の違いなのである。DVDやBlu-ray、ネット配信を否定するつもりは無いが、映画が本来の力を発揮する唯一の場所は映画館以外には無い。暗闇、大画面、大音響、投射映像、そして一期一会の他者との空間の共有。


 映画館が無くなれば、映画は自動的に消滅する。ミニシアターが無くなれば、ローバジェットの映画や自主映画はやはり自動的に消滅する。新しい時代が来ても、映画マニア、映画ファンは、決して忘れてはならない。映画は人の運命を変える程の可能性を秘めた「体感装置」である事を。


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「映画の力」EPISODE 映画という文化習慣を伝えていくことが自分の使命


 映画はこのままどうなってしまうんだろう。そして映画館はこのまま無くなってしまうのか。


 毎日こんなこと考えながら休館の劇場で仕事をしています。全く動かない映写機。チケットを売ることが無い窓口。どこかで復館するかもしれないけど、今はただ闇の中を進んでいます。


 実は休館してからわかったことですが、今映画の存在をきちんと示すのは配信のみ。昔から映画館人間なので、配信反対でしたが、今考えると配信で映画の歴史は進んでいる。


 家から出れない、映画館は休館。ならば配信で今は我慢、いつか復活したら映画館の力を発揮したい。それまでにシネマスコーレ、無くなりませんように。


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坪井篤史   Atsushi  Tsuboi



シネマスコーレ副支配人


 僕は幼いころから、両親に勧められ、映画を観るようになった。TVでは週に4本洋画劇場と称した番組を両親と共に見ていた。映画がとても良い物だということを知った。今から40年以上も昔のことだ。父親は会社から帰ってくると、僕たち兄弟を車に乗せて映画館へと連れて行ってくれた。二本立てだった。僕は映画館で映画を観ることが好きになった。父親の本棚にあった映画名作、名監督、俳優の本を読んで外国人の名前と映画の名作タイトルを覚えていった。小、中、高校と、「映画を観た方が良い」と言ってくれる教師は誰一人としていなかった。高校卒業の時「東京に行くと映画がたくさん観れるぞ」と唯一信用のおける教師が僕に囁いた。僕は東京に向かった。名古屋を離れる日に駅前の地下の映画館で友人と『アメリカン・グラフティー』『バック・トゥ・ザ ・フューチャー』の二本立てを観て、新幹線に乗り込んだ。ホームまで友人が見送ってくれた。34年前の事だ。


 映画は人を救います。間違いありません。幼いころあの暗闇で学んだ、人生の機微や世界の多様性や、これから自分が経験するであろう社会の厳しさや生きる喜び、苦しみを映画に教えてもらった。僕は隣に、映画に夢中だった幼い頃の自分を横に連れて、映画を創っています。そして「映画館で映画を観た方が良いよ」、「昨日どんな映画みた?」と言うのが日々の挨拶がわりになっています。先人たちが残してくれた映画という文化習慣を伝えていくことが自分の使命だとも考えています。


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武正晴   Masaharu  Take



映画監督

「映画の力」EPISODE   映画館が復活した時に!

「映画の力」EPISODE    映画の力を信じて、この先もずっと!


 1990年、26歳の時に自ら立候補して名古屋のタウン誌の編集長になった。それまで企画営業として広告を担当していた僕にとって、雑誌の編集は未知の世界。どうすれば低迷する雑誌を刷新し、面白く売れる雑誌に変えられるか!?ここから試行錯誤が始まる。編集長は、編集のトップだから、誰も何も教えてくれないし、逆に指示をする立場。これまで関わっていたカメラマン、ライター、ヘア&メイク、デザイナーといったクリエイターたちも一部は逆風気味…。雑誌作り、編集の基本に関して「何となく」しかなかった僕がとった方法は、売れている雑誌を分析し、編集のイロハが書いてある本を読み漁ることだった。限られた時間の中で、どれだけの有益な情報を習得できるかが鍵だった。


 そんな時、本屋巡りをしていて、たまたま手にとった本が僕にヒントを与えてくれることが幾度となくあった。手にする本が僕にインスピレーションを与えてくれて、企画のアイディアが生まれていく。「ありがとう!」と思えるほど、何とも言えない感覚を味わっていたのだ。そんなタイミングで観た映画が、スティーブン・スピルバーグ監督の『オールウェイズ』。森林火災の消火隊員(パイロット)が、消火活動中に飛行機事故で死んでしまい、守護霊となって恋人を見守り、後輩の育成に力を貸すという物語。僕には霊感もないし、スピリチュアルな世界を信じるタイプではないのだが、一生懸命に頑張る人を救う神は存在するのかもと感じさせてくれた映画だった。加えて、作品冒頭の天国で出会う、オードリ・ヘップバーン(この作品が遺作)が演じたハップという天使の演技が印象深く、未だに個人的ベストキャスティングになっている。


 この映画を観た後に、自分を信じ、独自のツールと独自のマニュアルを作成し、俺流な編集人生をスタートさせて雑誌を創り、そしてフリーペーパーを創り、ONLINEメディアに関わり、今に至る。


 コロナ禍の中、新たな変革を求められる時、僕にインスピレーションを与えてくれるのはやっぱり映画。「あきらめずに頑張ること」が、今の自分にできる最大限の未来への礎なのだ。これから先も僕は「映画の力を信じて」生きて行く。


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川本朗   Akira  Kawamoto


リバブック 代表

C2[シーツー]編集発行人

MOVIE@STATION[ムビステ!]企画・編集スーパーバイザー

大塚恭司   Kyoji  Otsuka



映画『東京アディオス』監督

「映画の力」EPISODE    ミニシアター体験は“多様性”の冒険


 "ミニシアター"は喫茶店で言えば"純喫茶"。スタバやドトールよりちょっと敷居が高いけど、こだわりのスタッフたちがあまり他でかかってないものを提供し、思いがけないサービスが用意されている。


 その劇場のドアをくぐるまでも出た後もいろんなことを考えながら歩く道がある。そこまで含めて、ミニシアターでは鑑賞であるのに加えて体験だ。観たことない表現に価値観がひっくり返ったり、上映後のトークショーで監督の意図を聞いて自分の解釈が違ってたり、上映後のロビーが、あらゆる意見が飛び交うサロンになったり。帰りの食事で全然違う感想をぶつけ合ったり、パンフレットを買って膨大な情報の沼に浸ったり。そんなちょっとめんどくさくて愛おしい"多様性"の冒険が人生を豊かにしてくれる。


 そんな映画と劇場が持つ力を知っているから、信じられるから、心がギリギリのところで折れずに頑張れていると思います。配給という仕事は劇場のみなさんと一蓮托生です。共に頑張りましょう!


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直井卓俊   Takatoshi  Naoi



SPOTTED PRODUCTIONS(企画・配給プロデューサー)


 永年、映画興行に携わっている自分が今あらためて感じるのは、劇場に足を運んでくれるお客様たちに支えてもらっているということ。お客様の存在や、交わす会話が明日への活力と元気をくれるんだと思っています。


 かつてピカデリーで、『生きつづけるロマンポルノ』と題した特集上映を行った時のこと。この特集はデジタル機器導入前の最後の35ミフィルム上映作品でした。色々あり難航を極め、眠れない日も何日もあった末、なんとか実現した企画でした。実際に初日を迎えるまでは不安いっぱいだったのですが、ふたを開けたら本当に多くのお客様が来てくれました!


 チケット売場で「これ面白いですよ!」「好評につきあと2日延長しました!」などとセールスしていたら、「じゃあ回数券追加で買うよ!」って言ってくれる方がいたり、「何で周防さんの作品上映しないの?」ってリクエストもいただいたり、ロビーで常連さんたちと話をしていたら、脇で会話を聞いていた方が「君らの話、面白いからもっと聞かせてよ。」と一緒におしゃべりしたりと、様々な交流ができて、お客様以上にこちらが本当に楽しませてもらい、同時にたくさんの元気をいただきました!


 このように多くのお客様と時間を共有できることは劇場で働く我々にとって本当に冥利に尽きることです。こんな日がまた早く訪れることを願ってやみません。


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「映画の力」EPISODE   劇場に足を運んでくれるお客様たちがいてこそ!